「本人の希望を大切にしましょう」
福祉の仕事をしていたら、
何度も聞く言葉。
もちろん、
それは本当に大切なことだと思う。
でも、
その“希望”を、
毎日の暮らしの中で、
安全や健康や、
他の利用者さんとのバランスを取りながら、
実際に回していくのは現場だ。
買い物に行きたい。
好きなものを食べたい。
夜ふかししたい。
タバコ吸いたい。
お酒飲みたい。
ひとりで出かけたい。
その気持ち自体、
人として当たり前のことだ。
でも、
転倒したら。
糖尿病が悪化したら。
生活リズムが崩れたら。
他利用者さんとのトラブルが起きたら。
その「もしも」を抱えながら、
今日も現場は動いてる。
「本人の希望ですから」
って綺麗な言葉だけが、
現場に矢のように
降ってくる時がある。
そのたびに、
いやいや、
その続きを回すの、
こっちなんだけどな。
って思う日もある。
レクも外出も、
行けば終わりじゃない。
その後、
疲れて不穏になる人もいる。
興奮が続く人もいる。
また行きたいって気持ちが
強くなる人もいる。
それでも、
誰かの「楽しかった」が、
うれしいのも本当。
だから、
くそ〜って思いながら、
今日も考える。
これでよかったんかなって。
もっといい方法があったんかなって。
けど、
今日は大人になれなかったにゃ。
え~ん。
だから今日は、
ジャスミン焼酎と
イカの姿あげ(折れ)お徳用で
やさぐれております。
おしゃれなカフェじゃない。
映える夜でもない。
でも、
たぶんこういうのが、
現場の人間のリアルなんだと思う。
悔しいまま。
迷ったまま。
腹立ちながら。
それでもまた朝を迎える人たちへ。
今日も、本当にお疲れさまです。


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