夜の標本室

夜の標本室

蒼い余白

何かを書くためじゃなくて書かなくていいための空白。夜は人生に余白をくれる。
夜の標本室

足あとが消えるまで

急がなくていいどこにも行かなくていい。足あとが消えるくらいの時間ただ、立ち止まっている夜。
夜の標本室

夜に溶ける白

雪は冷たいのに夜と混ざると不思議とあたたかく見える。
夜の標本室

月を見るための静けさ

月は騒がしい場所ではあまり光らないちゃんと見るにはちゃんと静かになる必要がある。
夜の標本室

雪はまだ話してる

静かだから何も起きていないって思われがちだけど雪はずっと降りながら世界と相談してる。
夜の標本室

しんしん

言葉を減らした夜に雪はよく似合う話さなくてもちゃんと通じる時間。
夜の標本室

夜が深呼吸するころ

誰も起こさないように音を小さくして月だけが起きている時間この時間を知っている人は、だいたい、やさしい。
夜の標本室

あとから気づく

あのときは、何も感じなかったのに。しばらくしてから、じんわり来ることがある。
夜の標本室

なんで好きかは、わからない

ちゃんとした理由は、たぶん無い。それでも、手元に残したいものがある。
夜の標本室

今日は、しまっておく

今日は、出さなくていい気がした。しまっておく日も、ちゃんと一日。